地域のイベントでは、昨年8月に10回目の節目を迎えた「隼駅まつり」を開催しました。隼ライダーの聖地「若桜鉄道隼駅」に毎年約2,000台のオートバイと約2,500人のライダーが集まり、地域との交流を深めています。 また、レトロで格調の高いデザインの若桜鉄道観光列車「昭和」が昨年3月にデビューし、鮮やかなブルーの車両が八頭町、若桜町の田園風景の中を走っています。今年3月2日には、2両目となる観光車両「八頭号」もデビューし、さらなる地域の活性化が期待されています。保健事業への取り組み【八頭町国保の現状】 八頭町の被保険者は人口減少とともに微減しており、町の人口に占める国民健康保険加入率は22・0%で、高齢化率は34・0%です。 平成29年度の一人当たりの年間医療費は383,019円で近年増加傾向となっています。医療費分析(中分類)では、患者数別が〈高血圧症〉〈その他消化器系の疾患〉〈糖尿病〉の順で多く、医療費は〈その他悪性新生物〉〈統合失調症等〉〈高血圧症〉の順で高くなっています。 特定健診の結果では高血圧や脂質異常の被保険者が比較的多く、いわゆる生活習慣病が高い数値となっており、今後、生活習慣を改善する啓発、事業展開が課題となっています。【収納対策事業】 平成29年度の本町における国民健康保険税の収納率は、現年度分が95・72%(対前年度比1・74%の増)、滞納繰越分が17・10%(対前年度比0・06%の増)となっています。 収納対策の具体的な取り組みとしては、遅滞なき催告文書の送付、口座振替の推進、徴収専門員による徴収活動等を行い、日々滞納の解消および自主納付の促進に努めています。併せて、平成29年度にはコンビニエンスストア支払い対応を開始するなど、より納税のしやすい環境づくりを進めています。 今後も継続して収納率の向上に努めるとともに、町民に信頼される税務行政に努めていきます。【健康づくり事業】 「みんなが健康で安心してくらせるまち やすらぎと生きがいのあるまち」を目指して健康づくりに取り組んでいます。 これまで「健康づくり推進委員」による街頭での検診受診勧奨、また医療機関検診へ委託する検診の種類を増やすなど、検診を受けやすい体制づくりを進めてきました。 また、病気の早期発見、早期治療のみならず、自分の健康状態を知り、健康寿命を延ばし、積極的に生活習慣を改善できるよう運動教室を開催したり、関係機関と連携したウォーキングイベントにより、日常的に運動が定着するような取り組みを行っています。日々の生活の中に運動を取り入れることで「体が軽くなった気がする」「今日習ったことを生活の中で取り入れてみたい」「また、参加したい」など多くの声が寄せられています。 その他循環器や糖尿病の重症化予防の普及啓発や予防の観点も取り入れた健康教室、健診結果説明会等を実施しています。隼駅まつり観光列車「昭和」グラウンドゴルフ3
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