【食育活動】 八頭町では、131人の食生活改善推進員が活動しており、健康づくりの輪を広げています。地域やサロンや婦人会、まちづくりカフェなどで講話や調理実習を行い、減塩を心がけることや野菜を積極的に食べることの大切さについて話し合っています。また講習の内容を参加者だけにとどめることなく、参加者が多くの皆さんへ伝え、地域全体の健康づくりの底上げにつなげています。*食育の日PR活動 毎月19日の「食育の日」をPRするため、保育所の児童の保護者に対して呼びかけを行っています。家族そろって食卓を囲むことや、「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつをすることなど、家族でできる食育について伝えています。*うす味の意識づけ 家庭から持参したみそ汁の塩分濃度測定や、イベント会場でみそ汁を試飲し、家庭の味と比べてもらうことにより、うす味への意識づけを行いました。濃い味付けを好む場合、食塩のとり過ぎにつながることなどを説明しながら、普段からうす味に慣れていくことの大切さを伝えています。【まちづくり委員会】 「八頭町地域福祉推進計画」の最重要課題として住民主体で地域の生活課題に取り組む組織となる「まちづくり委員会」を、全14地区(旧小学校単位)に設立することとしています。 現在、9地区まで設立が進み、地区公民館や統合などで使わなくなった保育所などを改修して活動拠点としています。世代間交流や子どもたちの学習支援、食事会、伝統的な季節行事、各種教室が行われ、地域のみなさんが楽しみながら健康づくりや仲間づくりができる場となっています。 平成29年度からは全ての「まちづくり委員会」で、介護予防日常生活支援総合事業の住民主体通所型サービスとして、「いきいき百歳体操」に取り組んでいただいています。定期的に行っている体力測定の結果から、参加者が若返っていることがデータとして表れ、参加者からも「膝や腰の痛みが和らいだ」「体が軽くなって動き易くなった」といった声が聞かれます。 また、この場に認知症の方の参加を受け入れることで、認知症の進行が抑えられた良い事例もありました。 「まちづくり委員会」は毎年、鳥取市医療看護専門学校の実習生を受け入れており、保健・医療・福祉の連携、高齢者の生活を理解するための実習の受け皿・人材育成の場にもなっています。 健康教室食改善調理実習八頭町町民課下私都−百歳体操4
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