とっとり国保連だよりNo.8
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「鳥取県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定しました!鳥取県からのお知らせ問合せ先 鳥取県庁医療・保険課 ☎ 0857-26-7976 FAX 0857-26-8168 iryou-hoken@pref.tottori.lg.jp①まずは医療機関への受診勧奨!②継続的な保健指導で生活習慣の改善!【CKD(慢性腎臓病)重症度分類】対象特定健康診査データ等から糖尿病重症化のリスクが高いと思われる、医療機関への未受診者や治療中断者(6か月以上未受診)【下表CKD(慢性腎臓病)重症度分類:❶~❹】方法重症度に応じた手法・頻度により、保険者が医療機関(かかりつけ医または専門医)への受診勧奨を実施し、医療につなげる。対象糖尿病等で通院する患者のうち重症化するリスクが高い者【下表CKD(慢性腎臓病)重症度分類:❶~❸】方法医療機関と連携して、医療保険者による「保健指導」で糖尿病管理を行う。・原則として6か月間、生活習慣(食事・運動・生活リズム・健康管理等)の改善に向けて、専門職(栄養士や保健師等)が面談や電話等による指導を行う。・医療保険者とかかりつけ医は治療や保健指導の状況等を必要に応じて情報交換して、効果的な保健指導につなげる。※対象や方法は取組の目安です。【原疾患】糖尿病、高血圧、腎炎、多発性嚢包腎、腎移植、不明、その他尿たんぱくステージA1A2A3たんぱく尿の目安(-)(±)(+)以上eGFR区分(mL/分/1.73㎡)病期ステージ1期≧90正常または高値❶❷2期60~89正常または軽度低下❶❷3期a45~59軽度~中等度低下❶❷❸3期b30~44中等度~高度低下❷❸❸4期15~29高度低下~糖尿病者は腎不全❸❸❸5期<15末期腎不全❹❹❹※上記表内❶~❹の県内合計人数は平成28年度データで1,659人(鳥取県国保連合会調べ)※県内では、人工透析の患者は平成29年度1,555人で増加傾向にある。(公益財団法人鳥取県臓器・アイバンク調べ)糖尿病性腎症とは「糖尿病性腎症」は、糖尿病を主な疾病として、腎臓の細小血管が傷つき、腎機能が低下する病気です。糖尿病患者の増加とともに、糖尿病性腎症患者も増加しています。 この病気は、進行すると腎不全や人工透析になる恐れがあるなど、本人の健康を著しく損なうとともに、経済的な負担を強いることにもつながります。重症化予防の取組 そのため、本県では、各医療保険者による重症化予防の取組(①医療機関への受診勧奨、②保健指導)を進め、腎不全・人工透析への移行を防止又は移行を遅らせることで県民の健康の保持増進、健康寿命の延伸につなげることを目的として、昨年12月に県医師会・県糖尿病対策推進会議及び県の連名で『鳥取県糖尿病性腎症重症化予防プログラム』を策定しました。 各医療保険者はこのプログラムを参考にして、被保険者及び被扶養者への重症化予防対策に取り組みます。県による取組への支援 県としても、平成31年度から県栄養士会や県看護協会の協力を受け、市町村保険者の保健指導への専門職派遣や県糖尿病療養指導士の資格取得の支援を行うなど、各医療保険者による一層の取組が図られるよう努めることとしています。腎臓の働きを評価する値早期に医療や保健指導につなげ、県民の健康を守るゾウ!5

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