とっとり国保連だよりNo.8
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高額療養費制度をご存知ですか 国民健康保険を使って医療にかかると、最大3割の自己負担を医療機関の窓口で支払うことになります。 しかし、入院などで医療費が高額になる場合には、医療費の自己負担を軽減する「高額療養費制度」が利用できます。 高額療養費制度は、病院や薬局で支払う金額がひと月(月初から月末まで)で自己負担限度額(年齢や所得に応じて設定)を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。高額療養費の利用方法 高額療養費制度を利用するためには、次の2通りの方法があります。①償還払い 自己負担額を全額支払い、限度額を超えた分は償還を受ける方法②限度額までの支払い あらかじめ「限度額認定証」や「高齢受給者証」の交付を受け、医療機関窓口で提示することにより限度額までを支払う方法 ①の方法では、一時的とはいえ高額な費用負担が必要となります。もし、継続して治療が必要な場合や、高額な支払いになることが分かっている場合には、②の方法により医療機関窓口での支払いを抑えることができます。(最終的な自己負担額は同じです。)医療費の支払いが高額になる方へ69歳以下、所得区分ウの方(3割負担)が100万円の治療を受けた場合①償還払いの場合 医療機関で30万円支払ったのち、国保保険者から高額療養費212,570円の給付を受ける②限度額認定証等利用の場合 医療機関で87,430円を支払う高額療養費 30万円-87,430円=212,570円自己負担限度額 80,100円+(100万円-267,000円)×1%=87,430円自己負担額30万円(3割)国保の負担70万円(7割)医療費 100万円(10割)高額療養費の支給イメージ(限度額は次頁参照)支払時に受取る領収証で「①償還払い」での計算対象額を確認してみましょう!※この例は3割を支払った場合※自己負担額の合計について 同一月に複数の領収書がある場合、①受診者ごと、②医療機関ごと③医科、歯科ごと④入院、外来ごとに合計できます。領収書5,670  円選択食領収合計  251,037  円17,888 円円(内訳)(内訳)文書料円保険(食事・生活)保険外負担17,888  円円保険保険外負担保険評価療養・選定療養点点病理診断診断群分類(DPC)その他負担額245,367  円注射6,355  点点点1,816  点点在宅医療点リハビリテーション精神科専門療法処置食事療法生活療養放射線治療点点麻酔手術検査 1,686 点画像診断  1,184 点投薬52  点初・再診料点入院料等70,696 点医学管理料点請求期間(入院の場合)平成31年1月6日 ~ 平成31年1月30日外科入院平成31年1月30日○○町本人3割合計817,890  円  17,888  円円患者番号氏   名国保 太郎受診料入・外領収書No発行日費用区分負担割合本・家区分高額療養費の計算対象となる自己負担額 245,367円※食事及び保険外負担は対象外6

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