とっとり国保連だより 2020年1月号
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       2首長インタビュー第2回は、岩美町の西垣英彦町長に、国保における町の課題と取組み、そして、町長ご自身の健康増進についてお話を伺いました。    についてお聞かせください。岩美町は、平成29年の数値で、国保被保険者一人当たりの入院医療費が県平均より高くなっており、被保険者一人当たりの医療費が上昇してきていることについて危機感を持っています。そのため、健診等を受診してもらい、病気になる前に治していただく、また重症になることを防いでいただく取組みが重要だと考えています。特定健診の受診率も46・8%(平成岩美町の国保における課題の受診勧奨や健診未受診者へ保健師が声掛けを行なうなどの活動の成果が出てきているんだと思います。健康なうちは自分自身の体について考える機会がないですから、健康に対しての意識改革が必要だと考えています。    美町として現在力を入れていることはありますか。日頃からの運動習慣をつけてもらうために、ケーブルテレビで「玉手箱体操」や「いわみんエクササイズ」などを放送していて、特にエクササイズは種類が何個もあり、毎週違うエクササイズを放送しています。希望される方にはいつでも取組めるようにとDVDに複製してお渡ししたりもしています。また、病院のドクターが地域に積極的に出向き病気への対処方法を説明したり、中学校で認知症のサポーター養成講座を行なうなど地域全体で医療や介護について考える取組みも行なっています。    身が日頃から取組まれていることはありますか。 3年くらい前から「踏み段昇降」を毎日15分2セット行なっています。最初は3日でやめてしまいまし健康課題への取組みなど岩健康管理について町長ご自たが、もう一度奮起して今では毎日しています。本を読みながらでもできるので、続けることができています。1日30分ですが、けっこう汗をかくのでいい運動になっています。最後に岩美町のPRをお願    いします。岩美町は松葉がにの漁獲量が日本一の町です。1月はやっぱりかにが美味しい時期なので、松葉がにだけでなく、若松葉がにや親がになどを皆さんに是非食べていただきたいです。そして、夏には白いかや岩がきがありますので、たくさんの方に岩美町に来ていただきたいです。また、住民の方が地域に積極的に出向いていける場を設け、地域全体で健康寿命を延ばしていけるよう取組んでいきたいと考えています。■■■■■首長インタビュー岩美町▲健康課題への取組みについて語る西垣町長■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■岩美町いわみちょう30年度)と上昇してきており、個別【岩美町データ】・面積 122.38㎢・人口 11,588人・世帯数 4,427世帯2,787人・国保被保数 1,708世帯・国保世帯数 ・高齢化率 35.8%(2019年3月31日現在)「松葉がに漁獲量   日本一の町」

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