とっとり国保連だより 2020年1月号
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II      もさ      3岩美町は鳥取県の最北東端に位置し、北は日本海に面しています。東西およそ15キロメートルのリアス式海岸を総称して「浦富海岸」と呼んでおり、日本海の荒波と風雪によって浸食された断崖絶壁、洞門、洞窟、奇岩の中に、白砂青松の渚が点在しています。山陰海岸国立公園、また山陰海岸ジオパークの一部にもなっています。JRが平成29年に運行を開始した「TWLGHTEXPRESS瑞風」が東浜駅に停車し、乗客のみなさんにはこの浦富海岸の眺望を楽しんでいただいています。鳥取の冬の味覚の王者といえば「松葉がに」。岩美町は、漁獲量日本一を誇っています。また、猛者エビ、岩がき、白いかなど海産物に絶対の自信があります。山陰近畿自動車道岩美道路の開通により、岩美町へのアクセスは断然よくなりました。ぜひお立ち寄りいただき、岩美の味覚を堪能いただければと思います。岩美町国民健康保険の被保険者は、平成31年3月末現在2,787人で、町全体に占める割合は 24・1%となっています。このうち、65歳以上の前期高齢者は1,478人で全体の53・0%、70歳以上は884人で全体の31・7%と高齢化が進んでいます。医療費は、平成30年度被保険者1人あたり約43万円と高額となっており、特に入院費用が高いことから、重症化している方が多くなっていると推測しています。■岩美町国民健康保険保健事業計画平成29年3月、岩美町国民健康保険保健事業計画(データヘルス計画)を策定しました。鳥取大学医学部、保健所、協会けんぽ、国保連合会の協力の下、KDBから得たデータと、協会けんぽ所有のデータを分析し健康課題を抽出しました。主なものとしては、・特定健診、がん検診の受診率が低迷。継続受診の率も低い。・特定健診の精密検査受診率が低い。・喫煙率が高い。・メタボリックシンドローム該当者の割合が高い。このことから、優先課題を「生活習慣病の重症化を予防する」と定め、特に健診受診に力を入れることとしました。わがまち紹介岩美町の国保健康課題への取組み▲冬の味覚の王者 松葉がに▲松葉がに初せりの様子▲浦富海岸▲TWILIGHT EXPRESS 瑞風

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